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なんと!私、遊魚静が縁あって「Rosso」(ネコパブリッシング刊)という輸入車雑誌に載ってしまいました!
こんなに美しく写真を撮ってくれたのは、いつもお世話になっている河村さんです。流石!
※写真をクリックすると拡大されます。
| 「こんにちは!あたしリカよ〜ン!!」でお馴染みのリカちゃん人形。昭和42年の発売から30年以上もの長い間、日本の少女達から愛されている国民的玩具である。今回紹介する遊魚静さんは、イベント等でリカちゃんの声を担当する声優だ。ちなみに遊魚さんは2代目。初代リカちゃんは、『アルプスの少女ハイジ』のハイジ役で有名な杉山佳寿子さんだ。杉山さんはなんと30年近くもリカちゃんを務めていたわけだが、「きっと私もあと30年くらいは、リカちゃんを演じ続けるんだろうなぁ」という遊魚さん。純真無垢なリカちゃんだが、裏方さんは結構人生経験が豊かなのである。 人生経験と言えば、遊魚さんも色々なキャリアの持ち主。学生からストレートで声優になったわけではない。大学(体育系!)で中学の教員免許を取得した後に、まずは銀行に就職してOL生活。銀行を退職してオーストラリアへ留学し、英語をマスターした後に帰国。語学力を生かしてツアーコンダクターに転身し、年の大半を海外で過ごす生活を送る。それから声優学校で学んだ後に、ようやくデビューを果 たしている。 「声優になるためにはかなり遠回りをしたけれど、いろんな世界を体験して様々な人達と接してきたことが、むしろいまでは役に立っているのではないかと思います」と遊魚さんは語る。それまでの経験から、ひとつの物事を様々な角度から観察する習慣を身に付けたことによって、表現力にも磨きがかけられたという。声優としての実績がほとんどない時分に、リカちゃんという大役に抜擢されたことが、遊魚さんの表現者としての資質の高さをなによりも物語っているだろう。 しかし、遊魚さんの活動は、声優だけに留まらない。結婚式の司会者やイベントのMCを派遣する会社の経営者という顔も持っている。さらに今年からは大学生という肩書きが加わる……、はずだったが、肩書きは予備校生となった。さらに“語り部集団・遊魚たいむ”を主宰し、自ら脚本・演出・出演をこなす。まさに八面 六臂の活躍ぶりで、周囲からはいつ寝ているのか不思議がられているほどなのだ。 そろそろクルマがらみの話しもしよう。彼女のキャリアには、なんとモータースポーツにチャレンジしていたことも含まれる。オートバイのエンデューロ・レースだ。2輪免許制度改正前の、東大合格より難しいと言われた、あの限定解除も取得しているのだから驚きだ。いくら運動神経抜群の体育大出とはいえ、危険が伴うレースにチャレンジしてしまうところに半端でない行動力が伺える。いまでも手の甲には、転倒して作った傷が残っているほどだ。 仕事の都合でオートバイに乗る機会は減り、日頃の足はクルマだが、クルマ選びにも彼女なりのこだわりが貫かれている。やはり表現を生業とする人らしく、個性があるクルマがお好みだ。「ジャガーMk2が好きなので、ずっとミツオカ・ビュートに乗っていました。でも、中身はマーチですからねぇ」。さらにモータースポーツの経験者らしく、クルマには作り込みの良さと、ドライビング・フィールの楽しさも求める。 結局辿りついた結論が、いま愛用しているBMW318i(E46)である。「いままでビーエムって好きじゃなかったんですけど、乗ってみるとすごくいいですね。ルックスも、昔から好きだった人は嫌みたいだけど、私はいまの丸っこい感じのほうが好き。それに安全性が高いですしね」。いままでに数回事故に巻き込まれた事があり、安全性も重視するようになったそうだ。遊魚さんは、いまの自分にとってBMWは理想のクルマなのだと語る。 「将来は、『この台本は絶対に遊魚静に語ってもらいたい』と思われる声優になりたい」という目標を持っている遊魚さん。声優としても、また経営者としても、トップレベルの仕事を目指して努力を続けたいという。夢を持って、毎日をアクティブに生きるスーパーレディに、BMWというクルマはなんと似合うのだろうか。 |
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文・沼澤 章/写真・河村 宏一 掲載/Rosso2000.5月号(ネコ・パブリッシング) |
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